「オリるときって何から捨てるの?」
受講者の方から、こんなご質問をいただきました。
「先日ゲームをしていたとき、対戦相手から “リーチをかけた人に絶対に振り込みたくないなら、自分がアガることを諦めてその局はオリる方が良い” と言われました。でも、どの牌から切っていけば良いのかがまったく分かりませんでした。上手な人はどうやってリーチをかけた人の待ち牌を読んでいるのでしょうか?」
回答:
これは麻雀の永遠のテーマかもしれませんね。リーチをかけた相手が待っている牌が分かったらどんなに楽でしょう。
しかし、そんな期待を打ち砕くようで申し訳ありませんが、相手のアタり牌など絶対に読むことは出来ません! 「そんな~身も蓋もない・・」と思われるでしょうが、それが現実です。ベテランだって、相手のアタり牌が読めているわけではありません。
なかなか振り込みをしない人がやっているのは、「安全そうな牌」を見つけ出すことなのです。相手の捨て牌を見た上で、自分の持ち牌14枚の中で「比較的安全な牌がどれで、全く安全ではない牌がどれなのか」を判断する作業をひたすら行なっています。
まずは現物牌は無条件に切ることができます。現物牌というのは、リーチをかけた人が捨てている牌のことですが、これはリーチをかけた人に対しては100%安全となります。(理由はフリテンという基本ルールがあるため)
問題は現物牌がなくなってからです。
その際にとても重要なカギになるのが “スジを読む” ことです。麻雀を始めたばかりだとスジの概念がなかなか理解できませんが、経験を重ねていくうちにその意味が徐々に分かってくるはずです。スジはフリテン防止にも役立ちます。
オリるときの捨て牌にあえて順番をつけるとすれば、まず現物牌、次にスジ牌。その後は確率が比較的低いものから、、という順になるのが一般的と言えます。
※ ちなみに光が丘マージャン塾では、スジを理解するためのスペシャルレッスン「フリテン&スジ完全マスター講座」も随時開催していく予定です。